予期せぬ発振
以下の書籍の2-5章 発振回路〜扱いにくいやっかいなしろもの〜を参照して実験を行いました。
実験回路で学ぶトランジスタとOPアンプ―ブレッド・ボードで回路を作って理解しながら進む (電子工作シリーズ)
- 作者: 高木誠利
- 出版社/メーカー: CQ出版
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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予期せぬ発振ということで、本当は望んでいないのに不幸にして発生してしまう発振です。
増幅回路(トランジスタの固定バイアス回路)を3段接続すると、あっけなく発振してしまいました。
この発振の最初の対策として、電源にバイパスコンデンサを挿入し電源系を交流的にアースに落とします。
これだけでも発振はある程度おさまりました。
次に、各増幅回路の間に抵抗とコンデンサから成るデカップリング回路と呼ばれる回路を挿入し、各増幅回路から電源に戻る交流分をアースに落とします。
これで、発振が止まりました(電源電圧8.4Vまで振幅が無い)。
未だ振幅がありますが、書籍によりますとこれは初段の増幅回路が発生させているノイズが出力されたものとのことです。