ベース接地回路
以下の書籍の2-3章を参考にして、ベース接地回路をブレッドボードで作成しました。
実験回路で学ぶトランジスタとOPアンプ―ブレッド・ボードで回路を作って理解しながら進む (電子工作シリーズ)
- 作者: 高木誠利
- 出版社/メーカー: CQ出版
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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ベース接地回路は、エミッタから入力信号を与え、コレクタから出力信号を取り出します。
ベース接地なので、ベースはコンデンサを通して、GNDに接続しています。
ベース接地回路の特徴は、入力インピーダンスが低い(数十Ω)ことと、電圧利得だけで入力利得がないことです。
実際に、オシロスコープで計測してみました。
入力(CH1)のVppが4mVとなり、出力(CH2)のVppが340mVとなりましたので、電圧は85倍に増幅されたことになります。
ベース接地回路側の電源をOFFする(入力信号を与える正弦波発生器のみ電源を入れる)と、入力信号のVppが4mVから19.6mVとなりました。
(ベース接地回路の入力インピーダンスが低いため、ベース接地回路側の電源をONにすると、入力信号が減衰してしまいます)
また、ベース接地回路では入力信号と出力信号の位相は同相となります。