固定バイアス回路
本日は、以下の書籍の2-1章からトランジスタの固定バイアス回路について学習しました。
実験回路で学ぶトランジスタとOPアンプ―ブレッド・ボードで回路を作って理解しながら進む (電子工作シリーズ)
- 作者: 高木誠利
- 出版社/メーカー: CQ出版
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
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先ず、クリスタルマイクとクリスタルイヤホンを直結させて、マイクへ声を入れてみます。
この場合、イヤホンからほとんど何も聞こえません。
次に、固定バイアス回路(図2-1-4)で、マイクからの信号をトランジスタ(2SC1815)を通して出力させてみます(マイクをトランジスタのベースへ接続し、イヤホンをトランジスタのコレクタに接続)。
すると、今度は、マイクに入れた声がはっきりと聞こえました。
つまり、マイクからの信号をトランジスタで増幅できることを確認できました。
(エミッタ - ベース間のわずかな電流変化が、エミッタ - コレクタ間電流に大きな変化となって現れる)
それから、水の中に2つの電極を入れた時に流れる微弱な電流を増幅させてLEDを点灯させる実験回路(図2-1-8)も作成しました。
書籍では、水の抵抗値がメガΩオーダーということで、トランジスタを2段接続していますが、実際(水は水道水を使用)に試してみると、トランジスタ1段でも十分LEDを明るく点灯させることができました。
これは、使用する水の種類によって抵抗値が大きく異なり、抵抗値がメガΩオーダーとなるのは純水の場合であって、水道水の場合はそれと比べて抵抗値が非常に小さいことに起因しているようです。
実際に水道水の抵抗値をテスターで計測してみると17KΩしかありませんでした。
他に、書籍から固定バイアス回路に接続する抵抗の抵抗値の算出方法や、固定バイアス回路の欠点について学習しました。